可視光通信でできること。2017年の振り返りと2018への期待!

公開日: 

kashiken_img_00277

 

2017年、カシケンでは可視光通信に関するさまざまな利用シーンの記事を掲載してきました。

カシケンにも多くのお問い合わせをいただきました。読者の皆さまからのご要望、お話を伺いながら、今後の可視光通信への期待が高まる一年となりました。

光にスマホを向けて情報を入手する

LinkRay

カシケンでも何回か取り上げた「LinkRay」。展示会場や街中でのキャンペーンなどで、体験された方々もいらっしゃると思います。iPhoneやAndroidのスマホにアプリケーションをダウンロードして、カメラを立ち上げ、「光ID」を受信する可視光通信を使った新たな情報提供サービスです。

カメラを光に向けて約0.3秒で受信できるスピード感は、使う側にとってストレスがありません。問題は、他のモバイル系のサービス同様、使う側にアプリをダウンロードしてもらう必要があるということ。このハードルがやはり高いのです。

パナソニックは専門の標準アプリケーション以外に、東急電鉄のアプリケーションに埋め込んだ実例をもとに、クライアントのアプリケーションに埋め込むSDKを発表してハードルを下げるサービスを提供し始めました。これは、既にスマホに入っているアプリケーションに自動的に「LinkRay」の機能が搭載されるしくみです。「LinkRay」は遠距離から受信できるQRコードのようなものですから、集客もセキュアな環境で行えるため、クライアントにとっての利用価値が高まると思います。

2018年は、発信部の製品のバリエーションがさらに増えることを期待します。

 

無線化したい希望はたくさんある。けれど・・・。

kashiken_img_00217

カシケンでは、可視光通信の特性についても幾度か記事にしています。特筆すべき特性を簡単にまとめると、直進性・指向性がある=セキュアな無線通信が可能、という点が挙げられます。

このテーマでの課題を持つ読者の方からのお問い合わせも、たくさんいただきました。電波のように無指向での無線では不都合がある、既存の有線のケーブルが増設できない、といった環境の下で無線を使えないだろうか、というご要望です。

可視光通信は無線ですから、遮ると通信は遮断します。しかしこのデメリットを凌駕するほど、無線化したい、しなければならないという利用用途が、想像以上にあることがわかりました。

今年は三技協の取材記事や、CEATECにおける太陽誘電、東洋電機のデモ展示を取材し記事を掲載しましたが、現時点ではユーザーニーズを満たす製品としての完成には至っていないのが現状です。まだまだ現場レベルでのニーズ、利用用途に添うソリューションをご紹介できず、カシケンとしてもストレスを感じる一年でした。

理由の一つには、各メーカーの得意分野から想定した仕様で開発がすすめられていることにあると考えています。しかしながら、年々製品の発表は着実に増えてきており、ここは2018年に期待するところです。

 

可視光通信の未来は明るい!

飛行機に乗ってもWiFiが繋がるようになりました。大きな病院の待合室でも、スマホを片手にしている患者さんが普通に見られる様になってきました。無線の便利さに、進化は今後もさらに進みます。

また、IoTの進展に伴い、各社から常時接続で安価な通信網が発表されています。ここでもさらに多くの利用用途が生まれてくるでしょう。

可視光通信の特性が認知され、可視光通信でなければならない利用用途に応える製品群が、2018年はもっと増えることをカシケンは願っています。

2017年も、カシケンをご愛読いただきありがとうございました。皆様、良いお年をお迎えくださいませ!

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*

PAGE TOP ↑