OWC2014,IEEE Globecom2014での可視光通信【Vol.3】

公開日:  最終更新日:2016/04/29

可視光通信協会第2回交流会において、OWC2014での世界各国における様々な可視光通信の研究発表を、一般社団法人可視光通信協会(VLCA)の春山会長が肌で感じられてきた様子のご報告がありました。今回は気になる中国の可視光通信の動向についてお伝えします。 IMG_4611

C-VLCAの誕生

C-VLCA(Chinese Visible Light Communications Alliance)は、2014年8月24日に広東省の「Solid State Lighting Industryイノベーションセンター」によって組織されました。余談ですが、日本のVLCAのAはAssociation=社団法人、中国のVLCAのAはAlliance=組織と訳しておきましょう。商売に直結する団体ではないと考えていいのか、共産国であるがゆえの表現なのかはわかりませんが。 IMG_4623

国を上げてののプロジェクト

中国のC-VLCAは、国を上げてのプロジェクトであることが伺えます。まず、約300の参加者が名前を連ねています。企業では最近日本でも有名になったZTE,HuawaeiやTCL Display,National Gridなどなど。学術研究会には、中国をはじめUSAや日本が参加しています。また、金融機関は中央や地方の金融機関で構成されVLCに対しての投資は中国銀行や中国招商銀行によって行われています。その額は、毎年1.5億人民元=約30億円にもなるそうです。また、現在中国の企業や大学、研究所からあらゆる提案を受け入れ具体的なプロジェクトを決めている最中なのです。

広東省に設置した背景

広東省にはLEDデバイスメーカーが約3000社あるといわれています。また、中国全体の35%以上のLED照明が広東省には集まっています。因みに、400億人民元=約8000億円が中国のLED市場であり、これは世界市場の30%にあたります。そんな環境が広東省にC-VLCAを設置した理由のようですし、今後も盛んに投資していくことでしょう。

中国のデバイス市場や通信市場は2015年も右肩上がり

今回のテキサスでのOWC2014においても中国のLED市場、WiFiデバイス市場、VLC市場は前年比倍増に近い強気な予想を立てています。また、VLC市場の割合は、公官庁(政府系)が30%、交通などの輸送関係が約20%、オフィス、ホームユースがそれぞれ約10%,そして特殊な産業(中国らしい何だかわからない表現)がなんと約40%という発表でした。

中国は5年ごともプロジェクトプラン、その中に可視光通信がある!

中国には様々なプロジェクトの5年ごとのプランがありテーマには情報エネルギーや農業、健康などがあります。その中のNational Natural Science Foundation of Chinaの中に可視光通信(光空間通信)入っているのです。また、Ministry Industry and Information Technology(中華人民共和国工業情報化部)にも可視光通信のプロジェクトが置かれているということです。  

中国での可視光通信はギガビット以上の研究が盛ん!

50以上の都市でLEDの街路灯が設置され、20以上の大学で可視光通信の研究が行われている中国。可視光通信でいかに高速化ができるかの研究が多く、LEDを使ったギガビット以上の高速通信の研究がしのぎを削っています。日本での可視光通信の位置サービスやイメージセンサーでの可視光通信などをビジネスとして捉えていると中国での高速通信に力を入れているのでは現在は方向性が違いますが、いずれ可視光通信のサービスにも通信の高速化は含まれてくるでしょうし両国での技術が一致してすばらしい可視光通信のサービスが提供されることを期待したいものです。 IMG_4610

春山会長には貴重な情報を提供いただき感謝する共に、可視光通信への期待感がまた盛り上がった交流会でした。

OWC2014,IEEE Globecom2014での可視光通信【Vol.1】

OWC2014,IEEE Globecom2014での可視光通信【Vol.2】  

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