未来を創る「知」が集結 Innovation JAPAN2015レポートVol.2

公開日:  最終更新日:2016/11/15

国内最大の産学マッチング及び大学見本市「Innovation JAPAN 2015」が、2015.8.27(木)−8.28(金)の2日間、東京ビックサイトで開催されました。多数の大学、企業が最新の研究発表や技術を出展。2万人を超える来場者を迎え、まさに今、旬の技術や製品についての情報交換や商談が熱心に交されました。 Vol.1では、可視光通信に関する産学それぞれの展示について報告しています。Vol.2の今回は、その他の興味深い展示についてレポートします。IMG_4328

3Dプリンターやドローンも!

一頃話題になっていた3Dプリンター。 山形大学からは、大学院理工学研究科 機械システム工学専攻古川英光教授による、「世界初の3Dゲルプリンターによる自由造形・直接造形」展示と、教授のお話がとても興味深いものでした。 3Dプリンターですが、その材料がやわらかい含水ゲルで、直接造形や一個モノの造形を可能にする技術です。 ところで、山形県では全ての工業高校に3Dプリンターがあり、米沢駅の2階には3Dプリンターが自由に使える「駅ファブ」があるとのこと。駅ファブでは、山形大学工学部がサポートし、市民が3Dプリンターで型を作ったり、ゼリーお菓子を作ったりと、いろいろな楽しいイベントが開催されているそうです。 大学のこうしたサポートで、市民が気軽に楽しみながらちょっとしたものづくりを行える環境があるのは、良いことだなと思いました。

また、国内で唯一の災害対応用ドローン「マルチコプター」のメーカーである(株)エンルートは、火山災害、土砂災害など、人が立ち入れない場所へ迅速にアクセスし、観測を可能とするUAV(マルチコプター)の実演と、運用を容易にする自律航行システムの提案を行っていました。 使用方法によっては規制もやむなし、の話題のドローンですが、災害対応用については、これから急速に普及していくだろうと予想されます。

LED装着型衣装によるLED制御システムも!

近年、人気アーティストのPVやライブ、ダンスパフォーマンスなどで多く使われるようになった、LED装着型衣装の展示もありました。「エンターテイメントに新たな可能性をもたらすウェアラブルLED制御システム」と題した、m plus plus 株式会社の出展です。 このシステムは、1台の通信装置で250個のLED装置を制御するそうです。ダンサーが10人いれば、2,500個のLEDを10台の通信装置で制御することにより、迫力あるパフォーマンスが披露されるというわけです。また、LEDをテープ状にして衣装やヘルメット、シューズなどにも装着できるとのこと。これからもますますステージ映えする衣装としての活用が期待されます。

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全てのものは通信で繋がる!=IoT…だけでいいの?

可視光通信の技術と活用事例を目当てに出向いた「Innovation JAPAN 2015」ですが、可視光通信の利用用途だけではなく、未来のヒントがたくさん詰まってる展示会でした。 しかし、展示会場を歩いていて気付いたのは、全てが個々に展示されていること。個々の技術を集結してイノベーションを起こすことが、日本の力です。それらは、IoTやIoEという言葉で要約するには、あまりにも安直すぎるように思えます。この技術とあの技術を繋げて、俯瞰して見るとこういう用途があって、こうすればマネタイズできるから、マーケティングはこうして・・・といった、全体をプロデュースできるようなハブ的存在が急務かと、ここでも感じることとなりました。まさに未来を作る「知」の集結である展示会、「Innovation JAPAN 2015」をきっかけに、多くのイノベーションが起こされることを期待します。もちろんその中に可視光通信があることも。 IMG_4339

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