株式会社ブリリアントサービス 代表取締役 杉本礼彦氏インタビュー【Vol.1】

公開日:  最終更新日:2016/04/28

可視光通信は可能性を秘めている~

 モバイルデバイスのさまざまな応用技術の開発で、常に業界をリードする株式会社ブリリアントサービス。代表取締役でもある杉本礼彦氏は、海外、日本国内の企業と共に携帯電話の黎明期からモバイル開発に携わり、常に次世代を見据えた研究、開発を続けていらっしゃいます。優れたマーケッターであり、技術者でもある杉本社長の視点から、IoTにおける可視光通信の可能性、将来像について語っていただきました。(3回シリーズ) Unknown-1

可視光通信とエンターテインメントは好相性

可視光通信といえば、基本的に電磁波の出力を上げられないところ、たとえば医療現場などでの利用シーンが容易に思い浮かびますが、僕はエンターテイメントとの相性が良いと思います。娯楽では間違いなく柔軟な発想ができますし、特に、ゲームが面白い。子ども同士が可視光通信で遊ぶシーンなどは、可能性がありそうに感じますね。 それから、人間の目には灯りとして見えるイルミネーション。特定の場所に行くと、クリスマスカードをGETできるなんていうのも、可視光通信でできたら素敵だなぁ、と思います。 最近は、LEDの性能も上がっていて、日中、屋外でも十分受光できるでしょう。受光側はスマホのカメラでもいけると思います。カメラで認識できれば、AR(Augmented Reality 拡張現実)で、たとえば幽霊を出したり、ゲームでヒントを出したりすることもできるでしょう。片方向ですからそれを通信と呼べるかはわかりませんが、可視光通信の応用として、エンターテインメントへの活用は可能性を感じます。 無線LANやブルートゥースが使えないところでは、発信側が動的にダイナミックに情報を変えられるって、可視光通信の大きなメリットだと思うんです。1対NのNが5000人相手でも、スマホのカメラを向ければOK。さらに瞬間的に解釈を変えられるのは、可視光通信ならではのメリットであり、やっぱり通信だからこそできる仕組みです。 ディズニーランドのエレクトリカルパレードなども、いろいろなことができそうですね。可視光通信だと光るパターンによって通信の中身をパケットにできますから、ソフトウエアで変えられます。たとえば、5時0分から5時5分までは受けるとミッキーが写る、5時5分からはプーさんが写るなど、パターンを変えるだけでできますから、顧客サービスとしても喜ばれそうです。

既存の照明・ディスプレイ装置をインフラに

可視光通信のメリットの一つに、今すでにある「光を出すもの」をインフラにして通信ができる、という可能性があります。既存の照明装置などを通信装置として使えれば一番効率がいいわけです。その中でも、ソフトウエアが組み込めるようなLEDのディスプレイは、ダイナミックに動的に改変できるので、使えると思います。 渋谷にはLEDのディスプレイがたくさんあり、昼間でも問題なく見えます。あれらの中に、可視光の仕組みをちょっとだけパターンで入れてしまえば、面白い仕掛けができるんじゃないでしょうか。 もうすでにインフラがそこにあって、受光側のカメラもすでにスマホでみんな常備しているような環境ですから、時間によって通信したいもの、メッセージを変えられるシステムとして使えそうです。ここにも可能性はあると思います。   次回は、可視光通信のアプリ開発や課題について、引き続きお話を伺います。 株式会社ブリリアントサービス 代表取締役 杉本礼彦氏インタビュー【Vol.2】

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