「AI=人口知能・藍・愛」 徳島ビジネスチャレンジメッセ2017
2017年10月12日(木)~14日(土)、「徳島ビジネスチャレンジメッセ2017」がアスティとくしまにて開催されました。前回の講演レポートに続き、今回は展示会のレポートです。
産学官連携で徳島の産業、ビジネスを盛り上げる展示会
「徳島ビジネスチャレンジメッセ」は、徳島県を中心とした産学官で構成される実行委員会が主催する県内最大規模の産業見本市で、今年で18回目を迎えました。
このポスター、モデルを務めているのはなんと産学官のリーダーの皆様たち。徳島県知事(中央右)と徳島ニュービジネス協議会会長(中央左)を中心に、わきを固めるのは徳島市長・徳島大学長・県商工会議所連合会会長・県商工会連合会会長・県中小企業団体中央会会長と、そうそうたる面々がなりきって「地域経済を陰に陽に支える」ことを示しています。徳島県が産業育成に本気で取り組んでいる意気込みが伝わってきますね!
2017年のテーマは「AI」=人口知能・藍・愛。未来志向の先進的な取り組みと並行し、徳島県が世界に胸を張る「LED」と「藍」の発信にも力が入った展示内容でした。「発明工夫展」なども開催され、企業から個人まで、オープンに幅広くアイディアを求めている様子がうかがえました。
IoTやAI、ロボット技術などの発信ゾーン。
とくしまオンリーワンLED製品の展示ゾーン。照明やディスプレイとしてだけでなく、様々な用途でLEDが活用されようとしていることが示されていました。徳島一押しのLEDについては、別記事にて改めてご紹介します。
広々とした会場内に、名産の鳴門わかめやかんきつ類、麺類などの食品や、住宅用品、木工の工芸品、健康関連製品なども多数展示され、各ブースでは積極的な商談が交わされていました。
徳島県のキラーコンテンツ「LEDと藍」
目を引いたのは、「blue2@Tokushima」LED∝藍ブース。LEDの青と阿波藍の青をイメージしたダブルネーミングで、「ブルブルとくしま」と読みます。
美しい藍色と白を基調に、青色LEDを効果的に使い、本展示会のテーマでもある「LEDと藍」の関連製品が美しく展示されていました。
ジャパンブルーと呼ばれる「藍色」がどのような経緯を経て生まれるのかがVTRで紹介されていましたが、その工程の長さと職人の手数や技術力に深く感動しました。
※会場で流れた「阿波藍」の歴史、製法などが解説されている動画は以下からご覧いただけます。
こうした技術が廃れてはいけない、世界から高い評価を受ける技術が、日本国内でもっときちんと保護されるべきだと思いました。地方には、失くしてはいけない本物の技術がたくさんあります。展示を通じ世界に「声」を上げている徳島県の「攻め」の姿勢にも、感銘を受けました。
「徳島県のキラーコンテンツ」であるLEDと藍のコラボレーション。
ここに可視光通信が活かされる道はないか、と、カシケン編集部はイメージを膨らませるのでありました。何か生まれるといいなぁ!
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