ウェアラブルと可視光通信 ~可視光通信・IoT旬なワード~
IoT(Internet of Things)関連で、ウェアラブルデバイス端末、ウェアラブルコンピュータなどが身近な存在になってきました。
身近になってきたウェアラブルの世界
ウェアラブルデバイス端末やウェアラブルコンピュータは、文字通り身に着ける端末やコンピュータのことです。腕時計型やメガネ型が販売されるようになり、街中で頭の横にカメラをつけて歩いている人もたまに見かけます。
これらは小さなタブレット、ノートパソコンなのでしょうか? あるいはそうしたデバイスとどう違うのでしょうか? そしてIoTにおける役割とは何でしょう?
常時接続情報収集装置と考える
最近は、スマホにもヘルスケアのアプリが最初から入っています。例えば万歩計は、常に電源がオンの状態でないと意味がありませんので、スマホにしか付いていません。タブレットやノートパソコンには付いていても役に立たないからです。
こうしたことから考えると、ウェアラブルデバイス端末やウェアラブルコンピュータは、常に電源がオンであることがポイントです。また、これらはそれだけでは完結しません。収集した情報は、BLEやiBeaconで他のデバイス端末やコンピュータ、そこから先のクラウドに飛ばすことで、データを格納したりそのデータを基に編集したデータをダウンロードさせたりします。
こうしたことが、大枠でのウェアラブルコンピューティングと呼ばれるものです。
何に繋がる=ウェアラブル
IoTはモノのインターネットですから、様々なものに繋がります。ここで忘れてはいけないのが「何が繋がる」のではなく「何に繋がる」かということです。まさにこの「何」こそがウェアラブル。現在は、スマホが常時電源オンのデバイス端末の主流ですが、ウェアラブルがその主役になる時代がもうそこまで来ているからです。
「何に」は「ウェアラブル」→「スマホ」→(「PC」)→「クラウドデータ」です。その通信手段に可視光通信が検討され始めています。理由は様々ですが、電波帯域の割り当てがなくなる環境的なものは仕方ないとしても、情報を繋げたい人が自分の意思で能動的に繋げることができる「見える光での通信=可視光通信」に注目したいものです。
※この記事は2015年1月8日の記事に加筆し、更新したものです
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