光と映像演出に見る可視光通信のヒント~第3回ライブ&イベント産業展レポート

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2016年7月6日~8日に幕張メッセで開催された、第3回ライブ&イベント産業展。ライブ、イベント産業に関わるあらゆるサービスや製品が一堂に集まる、日本最大級の展示会です。特に2020年を強く意識している産業展であり、この中で可視光通信が活用されるシーンはどの程度あるのか、展開事例やヒントとなる要素を見つけに出かけてきました。

ライブ&イベント産業展

光と映像と…オリンピックを想定した技術産業展

ライブやイベントに欠かせない、光と映像演出。展示会場に入った途端に、さまざまな光と映像が目にも鮮やかに飛び込んできます! 520社が出展、30以上の講演やセッションが行われ、連日多くの関係者でにぎわっていました。

ライブ&イベント産業展会場

ライブ&イベント産業展会場内

やはりどの出展社も、2020年をターゲットにしているのは明らか。興味深かったのは、最終日の7/8に行われた、「オリンピックまでに、史上最大20万件のイベントを!」と題する文化庁発信の基調講演でした。

オリンピックまでに20万件のイベントを

文化庁は、独立行政法人や地方公共団体、民間と連携して「(仮称)文化オリンピアート」並びに「beyond2020」プログラムの枠組みの下、文化プログラムを推進していく予定です。リオデジャネイロ五輪終了後、東京五輪閉幕までの4年間に、20万件のイベントを開催し、5万人のアーティスト、5000万人の参加、訪日外国人旅行者4000万人を呼び込み、五輪史上最大の規模となるよう貢献したいと、その活動についての報告がありました。

期待通り展示されていた、パナソニックの光ID

東京ビックサイトでは、今年の3月末から、世界で初めてパナソニックの光ID通信技術を利用した多言語対応デジタルサイネージを採用しています。日・英・中・韓の4ヵ国語に対応し、東京ビッグサイトで開催されているイベント情報、施設案内、周辺の地図や観光、交通や災害情報など、様々な情報をスマートフォンに表示させることができるディスプレイです。

参考:東京ビッグサイトの多言語対応デジタルサイネージ

ライブ&イベント産業展パナソニック

ライブ&イベントパナソニック今回、ライブ&イベント産業展初出展のパナソニックブースでは、より進化した「光ID送信機内蔵ディスプレイ」の展示が行われていました。表示コンテンツと連動して詳細情報をスマートフォンに表示させるしくみです。併せて、LEDライトにIDを載せる方法も展示されていて、より普及が進みそうな予感がしました。「光ID送信機内蔵ディスプレイ」の一般へのお目見えは、ガンバ大阪スタジアムになるとのこと。ガンバ大阪のホームスタジアムとして、また、数々のイベントが開催される会場として、パナソニックの「光ID」でなければ実現できない技術と素晴らしいコンテンツの組み合わせによるサービスが展開されるのです。どのようなものがお披露目されるのか、今からワクワクします。

参考:可視光通信技術「光ID」送信機内蔵ディスプレイを発売

まだまだメジャーではない可視光通信

展示会場を見学していると、サイネージディスプレイもLCD(Liquid Crystal Display=液晶ディスプレイ)からOLED(Organic Light Emitting Diode=

有機EL)に進化していることが、ひしひしと感じられました。また、DMX(照明や舞台効果を制御するための通信プロトコル=規格)を使った照明演出や、プロジェクションマッピングなども、日々進化していることを痛感します。

しかし、無線通信が組み込まれた製品の全てが、いまだに電波に依存していることにも驚かされます。いくつかのブースに伺い、光に情報を載せることができる可視光通信の話をしましたが、みな「そんな方法があるのか」と興味深く話を聞いてくださいました。

東京で開催のオリンピック&パラリンピックまであと4年。可視光通信に携わっているハードのメーカー、可視光通信だからこそ活きるアプリやソフト作るメーカー、そして、可視光通信の企画をマネタイズに結び付けるアイディアを持つ企画会社には、古参・ベンチャーを問わず、そろそろ本腰を入れてもらいたいと強く感じた展示会でした。

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